民主「岡田代表」が笛を吹く「オンナ塾」に「奥様会」

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 同じ「季節外れ」でも、北海道・小樽道税事務所のサクラが咲いたというニュースは微笑ましいが、こちらは苦笑するよりない。

 炎天下で「秋の空」を追いかける、民主党の岡田克也代表である。

「今年の春先に行った女性限定の公認候補公募に50人も集まらなかったのに、性懲りもなく来月から女性限定の政治塾を開くんです」

 と、党関係者が呆れるように、移ろい易い女心を掴むのは至難の業。

「関東や近畿といった地域ごとに開催するので、地元の議員が支援者や知人、友人に声をかけて塾生を募ることになりますが、維新政治塾でさえ風前の灯なのに、うちに集まるとは思えません。岡田さんが掲げる『2020年に党の女性議員の比率を30%に引き上げる』という目標は、かなりハードルが高い」

 そこで岡田サンが目を付けたのは、女心を知り尽くした奥様方。来る8月25日、都内のホテルで「伴侶の会」なる催しを開くという。党のベテラン秘書によれば、

「この会はその名の通り、党所属の国会議員と次期衆参選挙の内定候補者の伴侶を対象にした懇親会です。もともとは15年程前に鳩山由紀夫・幸夫妻と菅直人・伸子夫妻が中心となって結成されたもので、『伴侶』といっても、実質的には『奥様』の集まり。2009年の政権交代以降は休眠状態でしたが、岡田さんが復活させた。女性向け政策をアピールできるだけでなく、地元の活動を担う奥様方の英気を養うことにもなりますからね」

 なるほど、塾生の獲得に内助の功を借りようというわけだ。先の党関係者の話。

「当日は、党の顧問弁護士をしている五百蔵(いおろい)洋一さんが公職選挙法、長妻昭代表代行が安保法制のレクチャーをした後、ホテル内のレストランで食事をするという流れ。岡田さんの奥さんは神経内科医でもある才女なので、皆で塾生を獲得する秘策でも編み出してくれるといいんですけどね」

 岡田サンの寝苦しい夜は続く。

週刊新潮 2015年8月27号掲載

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