東大首席卒業の元キャバ嬢「ウルフ村田」は借金踏み倒しの常習者

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 遂に、化けの皮が剥がれた、というべきか。東大経済学部を首席で卒業し、元キャバ嬢であることがウリのウルフ村田こと村田美夏氏(44)は、その特異なキャラクターも相俟(あいま)って、バラエティ番組などにも引っ張りダコ。だが、実は、あちこちから借金を重ねたうえに踏み倒していたのである。

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 とりわけ、ウルフ村田の知名度アップに貢献したのは、昨年6月に日本テレビ系で放送された『人生が変わる1分間の深イイ話』だった。

 芸能ジャーナリストの話。

「番組は、“人生勝ち組の東大出身者は本当に幸せか”というテーマでした。彼女は、株の買い方が激しいために投資家仲間から“ウルフ”と呼ばれ、年間2億円を稼ぐカリスマトレーダーとして登場した。一方で、家賃18万円のマンションに住み、主食はカップラーメン。服は渋谷109のギャルショップで安物を購入し、カラオケではももクロの歌を踊って熱唱する。その破天荒キャラが併せて紹介され、評判になったのです」

 結果、『アウト×デラックス』(フジ系)や『サンデー・ジャポン』(TBS系)など他の番組にも次々に出演し、さらに、投資セミナーを開けば大盛況といった状況になっているのだ。

 とはいえ、それは表の顔に過ぎなかった。

「今年2月、あるITコンサルタントが東京地裁に起こした裁判で、村田さんは完全敗訴しています」

 と、裁判ウォッチャーが解説する。

「ITコンサルタントは震災後、被災地でITを利用した産業活性化プロジェクトを手掛けていた。村田さんは“私は株のプロ。協力したい”と言葉巧みに近づきました。挙げ句、11年から3年間にわたって、トータル約5000万円の融資を受ける代わりに、それを元手に株で儲けた分を震災復興に寄付するという契約を交わしたのです。でも、村田さんは寄付はおろか元金さえもまったく返しませんでした」

 しかも、ウルフ村田は裁判には一度も出廷せず、今に至るも返済の意思を見せていないという。

■他の客からも

 そもそも、彼女は大学卒業後に勤めた日本長期信用銀行を30歳で退職し、2年間のキャバ嬢生活を送ったと明かしている。

 実は、その後、東京・田町のスナックでホステスとしても働いていた。

 常連客だった、現在79歳の男性が憤然とこう語る。

「彼女とは、6年前にスナックで知り合いました。そこでも、東大卒だとか長銀勤めだったと話題にしていた。だんだんと、店が終わってから一緒に飲みに行ったり、温泉旅行にも出掛けるようになった。しばらくすると、彼女は健康に関する販促PR会社を立ち上げ、ホステスから足を洗いました。ただ、会社の収益が上がるのが半年後なので一時的に運転資金を貸して欲しい、と頼まれたのです」

 5年前、ウルフ村田のキャリアを信用し、老後の蓄えである虎の子の1400万円を貸し付けたという。

「ところが、未だに1円も返してもらっていません。あとで分かったのは、会社設立のための500万円も、スナックの他の客から借りて踏み倒していた。その人は心労が祟ったのか、50代の若さで急死している。私は何度も催促の連絡をしていますが、ナシの礫(つぶて)。終活を考える年齢なのに、本当に途方に暮れていて……」(同)

 もはや、借金踏み倒しの常習者というほかない。

 そこで、ウルフ村田に聞くと、

「私、借りたことないので、あの……」

 終始、しどろもどろ。

 虚飾に満ち満ちた、カリスマトレーダーだった。

「ワイド特集 女たちは荒野をめざす」より

週刊新潮 2015年8月13・20日夏季特大号掲載

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