三バカ「井上貴博」代議士の元不倫相手が告白 「私を弾圧した暴力と手切れ金」

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 福岡市の繁華街にある高級クラブ。その店のホステス「真央」さんは、40代前半のすらりとした和風美人だ。だが、どこか陰を感じさせるのは、かつての不倫相手のことを思い出しているからだろうか。明かすのは、自民党の懇話会で“マスコミに圧力をかけるべし”と吠えた「三バカ議員」の1人・井上貴博代議士(53)との、甘くも辛い過去である。

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「本当は墓場まで持ってゆくつもりでしたが、そこまで調べているのなら仕方ありません。確かに私は貴博さんの愛人でした」

 そう話す真央さんが、井上氏と初めて出会ったのは1994年頃だったという。

「私は博多芸妓だったのですが、呼ばれたパーティーで、ひときわ目立っていたのが貴博さんでした。大きい体を曲げながら一生懸命財界の重鎮に挨拶して回っている。その姿が格好よくって一目惚れでした」

 当時、真央さんは22歳、井上氏は30歳過ぎで福岡青年会議所の理事という立場にあった。

「1年ほど経ってから人づてに聞いたお客さんが、お座敷に呼んでくれたのです。妻子がいることは、聞かされていました。何度かデートを重ねてから“俺と付き合っちゃらん?”と言われました」

 男女の仲になるのに時間はかからなかった。逢瀬の場所は博多湾に面した高級ホテル。多い時は週に4、5回は泊まっていたという。だが、甘い生活は長く続かなかった。

「ある日の朝、ホテルの部屋の電話が鳴りました。貴博さんが出たら、なんと奥様。カードの明細をご覧になったらしく、とっくにバレていたんです」

 2人の関係は井上氏の両親も知るところとなる。

■顔に大きな痣

「喧嘩も頻繁になりました。貴博さんに平手で殴られたことがあって、頭にきたから彼の実家に電話したら、お父さんが、“2人とも雁首揃えて家にこんか!”と怒鳴る。家に行ったらお父さんが彼を殴るわ蹴るわの大騒ぎ。その後、貴博さんと関わらないと誓約書を書かされ、白紙の小切手を渡されました。貴博さんに相談したら“800万円でいいんじゃない?”と言うからそのまま書いたのです」

 だが、関係は終わりにはならなかった。

「今度はこっそり市内にマンションを借りてもらったのですが、だんだん家賃の支払いが遅くなり、そのことを言うと“なんで金のことばっかり言うとか!”とまた暴力。あるときなんかは、殴られたあと顔を踏みつけられもしました。顔に大きな痣が出来て、しばらくは買い物にも行けなかった」

 やがて、井上氏は青年会議所の仕事が忙しくなり、逢瀬の回数も減ってゆく。そして、2000年4月、井上氏は真央さんに別れ話を切り出す。選挙に出るためというのが理由だったが、先の見えない関係に疲れ果てていた真央さんは「うん……」とだけ頷いた。

 それから15年、今回の騒動を聞くと、

「貴博さんが初当選したときは感慨ひとしおでした。本当によかったねって。だけど、すべてがうまく行きすぎて脇が甘くなってしまったんじゃないですか」

 博多弁で言えば「のぼせとった」ということか。井上氏の事務所に問い合わせてみたが、締め切りまでに返事はなかった。

「ワイド特集 天地の狭間のドタバタ劇」より

週刊新潮 2015年7月16日号掲載

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