矢追純一の指定席を脅かす「ザ・グレート・サスケ」の「UFOを3度見た」

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「マスター」を名乗り、観客に“聖水”を撒く。“信者”化したファンの声援を受け、神輿に乗った彼は恍惚とした表情でリングに向かう。岩手県議時代に“議会での覆面着用”是非騒動を起こしたザ・グレート・サスケ(45)だ。2007年の岩手県知事選惨敗後はとんと噂を聞かなかったが、主宰の「みちのくプロレス」では目下、オカルト趣味の演出で新たなファン層発掘に腐心。その傍ら、UFO研究にも没頭しているという。

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〈秋山眞人先生とのトークライブ遂に実現 もう超絶なお話満載〉

 5月18日、都内のライブハウスで、超常現象研究の第一人者と、オカルト話で盛り上がったというサスケは、ブログでこう綴った。どんな話が飛び出したのか。

「お互いのUFO遭遇体験などがメインでした」

 と語るのは当のサスケだ。彼がUFOに“ハマる”キッカケは、1988年、18歳の春に訪れたという。

「郷里の盛岡市で夕刻、北の空にオレンジ色に光る丸い物体を目撃したのです。点滅するかと思ったら、瞬間的にジグザグに動く。やがて南の空ヘジェット機より速いスピードで飛び去っていきました。それまではUFOは嘘だと考えていましたが、この体験で実在するのだと思い知らされた」

 その“第一種接近遭遇”は、青年サスケの人生観を大きく変えたのだとか。

「宇宙的視野に立てば、何でもできると思った。日本初のローカル・プロレスを始められたのもこの時の価値観の変化のおかげです」

■県議会でも質問

 2度目の目撃は95年8月、一関市でのこと。そして3度目は5年前の3月である。

「試合後の夜、仙台から盛岡に帰る高速道路上でのこと。前方に真っ青な発光体が見えました。それがどんどん車に近づいてきて、10メートルほど離れた斜め前方のところで並走を始めたのです。大きさは直径5~10メートル。30秒ほど並走すると、突然急加速し、消え去りました。私も運転手も、“ギャー”と悲鳴を上げてしまった」

 試合で頭を打った影響かどうかは定かではないが、まさに映画『未知との遭遇』の一シーンのようだ。

 実は彼は県議時代にも、議会でUFO問題の質問を行っていた。05年6月の定例会で、大要は次の通り。

〈UFOは岩手も無縁ではありません。(中略)かなりの数の県民が目撃しています。(中略)本県でも情報収集、分析が必要と思われますが、現時点でどのように認識していますか〉

 これに対し、総務部長は、

〈公的機関による確認がなされたことはないと承知しております。(中略)県民への危険が生じる怖れがある場合には、関係機関と連携を図り、適切に対処致します〉

 他の議員らの当惑顔が目に浮かぶが、総務部長は淡々と答弁に当たったようだ。さて、UFO問題への取り組みについて、ご本人は、

「UFO目撃後は様々な関連書籍を購入し、研究を続けてきました。将来は研究内容を書籍にまとめたい」

 UFO研究といえば、すぐに浮かぶのが、TVディレクターの矢追純一氏だ。サスケはその座を脅かす存在になるのか。矢追氏曰く、

「彼は非常に真面目。以前、トークショーに呼んでもらったことがありますが、熱心にUFO研究に取り組んでいるとの印象を受けました。地位を奪われる? 彼のような方は大歓迎です。俺より活躍するんじゃないの」

「ワイド特集 瀬戸際の歩き方」より

週刊新潮 2015年6月4日号掲載

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