売り言葉に買い言葉で部屋を飛び出した「能年玲奈」プンプンメール

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 しばらく姿を見ないと思ったら、理由はやっぱり事務所とのトラブル――。女優の能年玲奈(21)は、一昨年のNHK朝ドラ『あまちゃん』でのブレイクからわずか1年後、所属事務所の社長と口論の末に自分用に借り上げられたマンションを飛び出していた。一体、何が起こっているのか。

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「私は辞めたいです」

 昨年6月、能年は所属先の「レプロエンタテインメント」の会議室で、向かいに座った本間憲社長にこう伝えたという。両者の確執はGW明けに週刊文春の報道で明るみに出たが、それによると能年が抱えた不満はざっと以下の5点である。

・『あまちゃん』のヒロインに抜擢された後も、月給はわずか5万円だった。
・ロケからの帰りに転倒して、右足の脛に7針を縫う大ケガをした。
・経験の浅いマネージャーが次々交代するため、何度も現場でトラブルを起こす。
・チーフマネージャーから、「態度が悪いから仕事は入れられない」「事務所への態度を改めろ」と注意された。
・漫画『進撃の巨人』の実写版の出演オファーを事務所が断った。

 更に決定的だったのが冒頭の面談で、本間社長は能年の辞意を聞くや、「負け犬!」と罵声を浴びせたとされる。そこで能年は、売り言葉に買い言葉とばかりに事務所に無断で転居した。

 が、この言い分は余りに一方的だと、事情を知る業界関係者は首を傾げる。

「確かに最初は月給5万円でしたが、『あまちゃん』の放送が始まった13年夏には20万円に増額されたし、夏と冬合わせて200万円以上のボーナスも支給されている。寮住まいで家賃や水道光熱費、食費も事務所持ち。幾らブレイクしようがあくまで新人で、決して少ない額とは言えません」

■大御所気取り

 月給の額こそその後も据え置かれたものの、

「昨年は夏冬合わせて800万円ほどのボーナスが支給されています。年収は1000万円を超えていて、事務所でトップクラスの新垣結衣(26)には及ばないものの、上位10人には名を連ねているのです」(同)

 映画やCMに引っ張りだこであることは間違いないが、弱冠21歳という年齢を考えれば酷すぎる待遇とは言えないのではないか。

 能年を知る、ドラマ制作スタッフが後を引き取る。

「彼女は極端な人見知りですから、マネージャーと上手くいかないケースもあるでしょう。実際、能年に口をきいてもらえなかったマネージャーが精神的に参ってしまい、通院に追い込まれたこともありました」

 とは言え、芸能事務所はそうした女優を上手く扱ってこそ。が、両者の気持ちはすでに離れているようだ。

「どうやらメールで激しくやり合った模様です。意に沿わない仕事を入れられた能年が“いつも私の意向を無視して仕事を進めています”とか“現場に行っても怒鳴り散らします”と、半ば脅すような内容を送り、事務所は“仕事を決めるのはあくまでこちら”と原理原則で突っぱねた。関係修復は難しいでしょう」(同)

 かくて能年はいま、自身で借りたマンションに立てこもっている。誰かが仲介の労を執らなければ、国民的アイドル女優に駆け上がった勢いのまま芸能界から消え去りそうなのである。

「ワイド特集 擦った揉んだの後始末」より

週刊新潮 2015年5月28日号掲載

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