「坂口良子」愛娘の「恩人」の口に出すのもはばかられる所業

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 3月27日で女優の坂口良子が急逝して早2年。愛娘の坂口杏里(24)は、映画やバラエティ番組に出るなど、タレントとして活躍中だ。だが、最近始めたファッション誌の仕事を心配する声が出ている。理由は、その雑誌の発行人で彼女の恩人という男の素行が余りに悪いからだとか。

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〈雑誌jiggy田代さんめっちゃお世話してもらってるの きゃわたん〉

 杏里がこう呟き、30代後半の男性とのツーショット写真をツイッターにアップしたのは昨年末だった。

『jiggy』とは、2013年9月に創刊された女性ファッション誌。“田代さん”とは、同誌の発行人を務める田代仁氏である。

「彼女は今年の新年号でモデルとして登場。ブログでは〈ずっとやりたかったファッション雑誌に載せて頂けて感無量〉と書いてましたし、田代さんに恩義を感じていました」(杏里の知人)

 しかし、田代氏には杏里が知らない別の顔がある。

「私は、今でも彼を絶対に許せません」

 と怒り心頭なのは、田代氏を知る女性(25)。

「一昨年夏、モデル募集の広告を見て、新宿で彼と初めて面会。『jiggyプロデューサー』の肩書の名刺を貰い、その場で『雑誌を作るので専属モデルにならない?』と誘われました。何の実績もなく専属になれるはずはないのですが、『俺がコンサルする契約を結び、彼女になったら専属にしてやる』と。コンサル料は100万円でした」

 1~2週間後、四谷のスタジオで専属モデルの撮影を見学したという。

「すると、田代にビルの踊り場に連れ出された。いきなり下半身を丸出しにして『とりあえず、(口で)やれ』と迫られ、言うがままにしました。その後、カフェで契約書にサインすることに。そこでは、内金を払わないとオーディションを受からせない、カードでキャッシングして払えと言われ、後日、30万円を彼の個人口座に振込んだのです」

 残り70万円はというと、

「田代からデートクラブを紹介され、複数のクラブに登録。男性とホテルに行き、稼いだお金を13年11月から昨年の3月まで10万円ずつ、7回に分けて彼の口座に振込みました」

■ギャラは5000円

 結局、彼女が誌面に登場したのは数えるほどで、

「到底、専属モデルなどという扱いではなかった。ギャラもたった1回、5000円支払われただけ。初めての撮影の後には、目黒のホテルで田代に他のモデルと3Pをさせられた。田代と肉体関係を持ったのは10回以上で、行為の最中をビデオ撮影されたこともあります。断ろうとすると、『(仕事を)干すぞ』と言われ、仕方なく応じていました。雑誌の表紙になるのが私の夢で、どんな手を使ってでも叶えたかった。仕事もギャラも貰えなくなり、その上、体調を崩してしまって。騙されて本当に悔しいです」

 編集部員の給料未払いなど、田代氏は他にもトラブルを抱えているが、ご本人は、

「ビジネスとしてやっているだけです。(性的)関係を強要したことはありません。俺を潰そうとしている連中の言い掛かりだ」

 と、言うのみである。

『jiggy』は月刊化が決まり、5月には記念のファッションショーが開催される。そこに杏里もモデルとして登場する予定だ。泉下の母親も心配に違いない。

「ワイド特集 残る桜も散る桜」より

週刊新潮 2015年4月9日号掲載

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