キス写真の流出騒動から「女性80人と交際」まで 「岡田斗司夫」臍の下の屁理屈

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 オタク文化の第一人者として、プロデューサー、評論家、大学教授と幅広く活動している岡田斗司夫氏(56)。だが、その女性関係も、呆れるほど幅広い。

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 コトの発端は、岡田氏が女性を抱いてキスしているプリクラ写真だった。痴話喧嘩となった彼女が腹いせにネット流出させたもので、当初、岡田氏は「ニセ写真」と断じていた。

 ところがその後、本人がネット動画放送に出演し、「写真は本物」と前言を撤回した。

 冒頭、嘘をついたことについて岡田氏は「軽率な行為だと反省しています。本当に申し訳ございませんでした」と頭を垂れた……と、ここまではよしとしよう。問題はここからだ。

 岡田氏は、写真を流出させた女性を「Aさん」と呼び、交際をスタートさせたときのことを説明し始めた。

「彼女として付き合うときに必ず“他に彼女がいるけども、それで構わないか”と聞いてるんです」

 常人には真似できない芸当である。だが、唖然とするのはこれに続く発言だ。

「正直言って、ずるいんです。好きになる人は“構わない”って言っちゃうんですよね。そんな気持ちを利用する形になっています」

 自身の恋愛の顛末を他人事のように淡々と説明する岡田氏。だが突如として、その態度は一変する。小説家志望という“Aさん”個人に向けて直接語りかけ始めたのである。

「Aさん、京都に会いに行きます。メールください。一昨日、公募ガイドを2人で見て、話しましたよね。以前書いた短編、すごいと思いました。あの方法で行けるんですよ、僕らは。最初から一緒にやり直しましょう。ご飯も食べて、体重を40キロに戻して、ちゃんと作家になりましょう」

 不特定多数の環視の下で、いったい何をやっているんだか……だが、実はここからが岡田氏の真骨頂だった。

■モテない男にエール

「今、僕は彼女さんがAさんを含めて9人います」

 なんと自身の女性遍歴の告白が始まったのだ。なお、ここで言う“彼女”には、十数年前に離婚した元妻も含まれている。

「なんでこんなに彼女さんが必要なのか? 僕は“彼女”から学びたいんです。若い頃の僕は屁理屈を大声で言っているだけでしたが、奥さんのおかげで理屈で話せるようになりました」

 理屈? 当方の違和感を無視して放談は続く。

「80人、彼女がいたのは体重が120キロだった時代で……」

 念のため補足すると、それは“同時に80人”であり、岡田氏はその全員と肉体関係があったという。

 そして、

「デブだから、無名だから、無職だから(彼女を)作れないということはないです」

 と、世のモテない男たちにエールを送り、

「一人の人間を大事にするという生き方は、僕には結局できませんでした」

 と、これまた他人事のような口調で、実に残念そうな面持ちで語るのであった。

 放談の最後には、

「もっと質問したい方は取材申し込みをしてください」

 と嘯(うそぶ)いた岡田氏。屈理屈もといニュータイプのご高説を是非、と思ったのだが、実際に取材を申し込むと、マネージャーから、

「取材は全てお断りさせていただいております」

 全ての女性から“お断り”されないよう、ご注意を。

「ワイド特集 男の顔は履歴書 女の顔は請求書2015」より

週刊新潮 2015年1月29日号掲載

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