どっちも可愛い! 子どもと犬を仲良く育てる3つのヒケツ

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 犬が大好き、子どもも大好き。できれば一緒に育てたい。でも、犬を子どもと同じ環境で飼うのはちょっと不安……。先日も福岡県でリードを外された大型犬が幼児を噛むという事件が起きました。産まれてくる赤ちゃんのために、ペットを手放す選択をする人も多いとか。でも飼い主のちょっとした工夫で、犬と子どもは、かけがえのない友だちになれるのです。犬と子どもが仲良く暮らすために、“お母さん”“お父さん”ができることとは何でしょうか。

■子どものいる環境に、犬を慣れさせる

 3歳になるお子さんと、6歳の柴犬を育てるジョンソン祥子さんは、フォトエッセイ『ぼくのともだち』の中で、赤ちゃんと犬が仲良くなるための秘訣を紹介しています。

「既に犬と暮らしていて、そこに赤ちゃんを迎える場合、果たしてふたりは仲良くなれるのか。そんな不安を抱いている方も多いのではないかと思います。現に私がそうでした」

 そう語る祥子さん。では、どのような対策をとったのでしょうか。

柴犬のマルと一茶くん。(写真集『ぼくのともだち』より)

〇赤ちゃんの泣き声が入ったCDを不規則にかける
 赤ちゃんの泣き声という新しい音に慣らすため。同時に、「オスワリ」「マテ」などの、飼い主の指示に従うしつけも見直します。
〇赤ちゃんのダミー人形を抱いて生活する
「自分以外に可愛がられる存在がやってくる」ことを犬にやんわりと伝えるため。犬が人形をくわえたり、椅子から蹴落とそうとしたら、いけない行為だときちんと教えます。

 赤ちゃんが産まれる前、祥子さんはこのような工夫をして、子どもがいる環境に犬を慣れさせていたといいます。では、子どもが産まれてからできることは何でしょうか。

■毎日5分でも10分でも、犬を思いっきり可愛がってあげる

 祥子さんはお子さんが生まれた当初、子育てに時間をとられて、犬と過ごす時間が極端に減ってしまいました。そうすると、犬は夜鳴きをしたり、ソファーを掘るような行動をして飼い主の注意をひこうとしたそうです。しかし、毎日少しでも時間を作って「大好きだよ」と犬に愛情を伝えて可愛がったところ、そのような行動は次第に減り、犬がだんだんお子さんに心を開いていくような気がしたといいます。

「犬と赤ちゃんに仲良くして欲しいと思ったら、小さいうちからできることがいっぱいあります。一緒に犬をいっぱいかわいがること。一緒の空間でたくさん過ごさせてあげること。危ないから遠ざける、なんて言わないで。犬はきっと心を開いてくれるから」

ことばはいらない ~Maru in Michigan~』より)

 今では犬とお子さんが兄弟のように仲良くなったという祥子さん。犬を飼っていて、これから赤ちゃんを迎えるという方も、小さなお子さんがいて今後犬を飼うという方も、祥子さんの秘訣を参考にしてみてはいかがでしょうか。

デイリー新潮編集部

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