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江戸文化の裏面を照らし出した労作 『江戸の色道―古川柳から覗く男色の世界―』

性愛文化の最先端にあった江戸庶民は、男色でも同時代の世界をリードしていた

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江戸文化の裏面を照らし出した労作/氏家幹人

 昭和七年(一九三二)十一月十八日、永井荷風は、軽部某の案内で新富町の「男色をひさぐ者」の家を訪れた。その家の主人は尾上朝之助という役者で、ほかに三、四人の陰間(男娼)がいた。

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